香の会について

若柳流香の会は、香港において若柳流日本舞踊を正式に教授する唯一の日本舞踊教室です。香之会は1999年に若柳智香により、創設され、日本舞踊を通じて国際文化交流の懸け橋として積極的に活動しています。2007年より、日々の稽古の成果を発表する定期公演を開催しています。

      

会員について

7歳のお子さんから70歳代のシニアまで、約50名の香港人、日本人が在籍しています。今日まで200人を超える生徒たちが流動的な都市である、香港の宿命、出会いと別れを繰り返しながら、日本の伝統芸能日本舞踊を学び、和の文化に触れる時間を共有しています。2016年、香港から初の「名取」が7名誕生しました。そして2020年、激動の香港情勢の中、さらに2名の「名取」を輩出することができました。これはとても簡単なことではなく、五大流派の1つ、100年の歴史をもつ若柳流にとっても中国人の「名取」は初めての事です。
コロナ渦の中、生活習慣が随分変わってしまい、香港を離れなければならない人も増えていますが、私たちが築いてきた香港での日本舞踊の灯火を消さないように、さらに精進を重ねて参ります。

過去の活動歴史

2018年3月3日、「衣裳、鬘つけの本格的な舞台を香港で開催したい!」京都から四世家元若柳壽延氏他、衣裳、かつら、化粧の皆様をお招きし、長年温めてきた夢が実現しました。初めての大掛かりな公演であり、準備に携わってくれた会員のお弟子さん、ご協力下さった関係者、スタッフの皆さん、全てが日本舞踊の舞台を初めて手がける人ばかりで、開幕ギリギリまで時間との戦いでした。振り返ると大盛況を収めた奇跡の初公演は、香の会の貴重な歴史の1ページとなりました。各方面から沢山の方々のお力添えがあってのこと、ご支援、ご協力下さった皆様に心より感謝申し上げます。

2014年2月28日〜3月28日、「本物の日本舞踊、若柳流の踊りを香港の皆さんに観ていただきたい!」四世家元若柳壽延氏を京都からお越し下さり、素晴らしい日本舞踊公演、及び講演を開催することができました。日本舞踊に馴染みのない方々にも、気軽に触れてもらって、「実は日本舞踊って、奥が深く、こんなに面白いのですよ。」と感じてもらえたことはとても有意義であり、嬉しく思いました。香港で日本舞踊を学ぶ会員にとっても、自分の流儀に誇りと自信を持って益々精進してくれることと思います。

香港で和の文化を愉しもう

お稽古以外に浴衣や着物を着る機会はなかったのですが、大好きな着物をどんどん着てみようとKIMONO X’mas Party, 浴衣Partyも会を重ねるごとに香の会の1つのイベントとして香港に定着するようになりました。続く、、